第2回「森林×脱炭素チャレンジ」のグランプリに和の会など

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昨年(2022年)に続き2回目となる「森林×脱炭素チャレンジ2023」(林野庁主催)の受賞者が決まった(8月1日に発表)。表彰式は、10月4日(水)に東京都江東区の木材会館で行われる。

「森林×脱炭素チャレンジ」は、企業等の森林づくり活動等による年間の二酸化炭素(CO2)吸収量を林野庁が公表した算定式を使って“見える化”し、評価・顕彰することで民間主導の取り組みを後押しするのが目的。

今回からJ-クレジット部門を新設し、森林づくり部門との2部門制にして、3月1日から5月31日まで募集を行い、応募のあった65件(森林づくり部門50件、J-クレジット部門15件)の中から、審査委員会の審査結果を踏まえて13件を受賞者に選定した。

グランプリ(農林水産大臣賞)には、J-クレジット部門に応募した和の会・(株)明和不動産・(株)明和不動産管理・小国町(熊本県)・(株)ATGREENのグループが選ばれた。同グループは、地元不動産企業がまとめ役となって関係者が協定を結び、J-クレジットの売却益を活用して、豪⾬被害を受けた森林作業道の復旧を継続的に行うとともに、会員企業に間伐材を使ったノベルティ品を提供しており、年間100tのCO2を吸収していることが認められた。

このほか、優秀賞(林野庁長官賞)に次の12件が選定された(カッコ内は年間のCO2吸収量)。

森づくり部門=(株)NTTドコモ(3t)▽国土防災技術(株)(12t)▽越井木材工業(株)(133t)▽(株)志賀郷杜栄(55t)▽住友林業(株)(3,137t)▽日本たばこ産業(株)(413t)▽美深町(北海道)(54t)▽(株)山形銀行(412t)▽ゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会(2t)

J-クレジット部門=カルネコ(株)・(株)八葉水産・登米市(宮城県)(163t)▽日本製紙(株)・日本コカ・コーラ(株)(1,000t)▽(株)ロイヤリティ マーケティング・北海道森林バイオマス吸収量活用推進協議会・一般社団法人more trees(100t)

(2023年8月1日取材)

『林政ニュース』編集部

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