第5回日本伐木チャンピオンシップを開催 髙山氏ら5名が9月に世界一に挑む

第5回日本伐木チャンピオンシップを開催 髙山氏ら5名が9月に世界一に挑む

5回目となる「日本伐木チャンピオンシップ(JLC)2024」(JLC実行委員会主催、事務局=全国森林組合連合会)*1が6月1・2日に青森県青森市のモヤヒルズで開催された。

前回大会と同様、プロフェッショナルクラス(24歳以上)、ジュニアクラス(24歳未満)、レディースクラスの3部門を設け、①伐倒、②ソーチェン着脱、③丸太合せ輪切り、④接地丸太輪切り、⑤枝払いの5種目を通じて、チェーンソーの安全かつスピーディな操作技術などを競った。

全国から参集した選手が2日間にわたって予選と決勝を行った結果、プロフェッショナルクラスでは(有)矢守産業(長野県)の髙山亮介氏(合計得点1,591点)が優勝し、2位に下仁田町森林組合(群馬県)の横山太蔵氏(同1,567点)、3位に岐阜県立森林文化アカデミー(岐阜県)の杉本和也氏(同1,566点)が入った。ジュニアクラスでは(有)矢守産業(長野県)の山岡空氏(同1,548点)、レディースクラスでは(株)秋山林業(福島県)の武藤唯氏(同1,433点)がそれぞれ第1位に輝いた。入賞した5名は、9月にオーストリアで開催される「第35回世界伐木チャンピオンシップ」(WLC)に日本代表として出場し、初の世界一に挑む。

世界大会への出場が決まった5名

JLCは、2014年5月に初めて青森市で行われ*2、コロナ禍による中断はあったもののほぼ2年に一度のペースで継続的に同じ会場で開催されている。今回は北海道から宮崎県までの22都道府県から76名がエントリーし、年齢も16歳から56歳までと幅広く、女性も10名参加した。大会を重ねるたびに選手をはじめ関係者間の交流が深まっており、林業の魅力を広く発信するイベントとしても存在感が高まっている。

(2024年6月2日取材)

(トップ画像=6月1・2日に青森県青森市のモヤヒルズで「第5回日本伐木チャンピオンシップ(JLC)2024」が開催され、2日間で延べ2,000人超が来場した。)

『林政ニュース』編集部

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