地元材で「谷村城下町」を新たな観光拠点に!人づくりも推進
都留市役所の最寄り駅は、富士急行大月線の谷村町(やむらまち)駅。1時間に1~2本しか電車が止まらず、駅前は閑散としている。だが、ここを新たな観光拠点に育てようとする取り組みが始まっている。
谷村町駅には、「谷村城下町」という副駅名がついている。山梨県で著名な城跡といえば甲府城跡(甲府市)。しかし、都留市にもかつて谷村城があり、政治・経済の中心として栄えた歴史を持つ。
その賑わいを取り戻そうと、森林環境譲与税を使った「谷村城下町テイスト黒塀塗炭事業」が2020(令和2)年度から行われている。市内で採れた孟宗竹を原料にした「塗炭」で着色した「黒塀」で江戸情緒を感じさせる街並みを再現しようというものだ。
同事業には、20年度に約470万円、21(令和3)年度と22(令和4)年度はそれぞれ約280万円の譲与税を充て、市役所の周辺から「黒塀」の設置...
『林政ニュース』編集部
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