昨年(2020年)の外国資本による国内森林の取得実績が12件・22haに減少した。農林水産省が最新の調査結果を8月3日に発表した。
同調査は、2006年から継続的に行われている。これまでで最も少なかったのは、東日本大震災の翌年(2012年)の9件・16haだった(上の表参照)。コロナ禍に見舞われた昨年は経済活動が大きく制約され、外資による森林買収も冷え込んだ。
昨年の国内森林買収のうち8件は北海道で、残りは神奈川県2件と京都府2件。2006年からの累計は278件・2,376haで、買収森林の大半は北海道にあり、目的は資産保有や住宅・別荘開発などとなっている。
(2021年8月3日取材)
『林政ニュース』編集部
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