5年ぶり開催の「くしろ木づなフェスティバル」に約4,000人が来場

北海道 イベント・祭事

5年ぶり開催の「くしろ木づなフェスティバル」に約4,000人が来場

北海道釧路市でカラマツなど人工林資源の循環利用に取り組んでいる「釧路森林資源活用円卓会議」は、10月26・27日に釧路市観光国際交流センターで「くしろ木づなフェスティバル2024」を開催し、2日間で約4,000人が来場した。

同会議は、木材の産出(川上)から利用(川下)に至る関係者が大同団結して2010年に活動を開始し、今年(2024年)で15年目を迎えている。

「くしろ木づなフェスティバル」を開いたのは2019年以来で、「森と共にくしろの未来~つなげる「木づな」15周年~」をテーマに掲げ、産官学にわたる約40の企業・団体等がブースを設けて、木工や木育、ドローンサッカーなどの体験メニューを揃え、魚箱でつくった「魚~カート」の試乗などユニークなプログラムも用意した。

屋外広場では、最新鋭のハーベスタによる玉切り実演やスマート林業機械の展示のほか、世界的なチェンソーアーティストの齋藤和紀氏を岡山県から招き、PRキャラクター「マキリちゃん」などの作品を製作・披露した。

スペシャルライブでオリジナルのヴァイオリンを披露した

アカエゾマツとカラマツでつくった特設ステージでは、「くしろの木」でつくったヴァイオリンを用いたスペシャルライブが行われ、「森林戦士セバスチャン」が登場して、森林の大切さを高らかに呼びかける一幕もあった。  

盛りだくさんの同フェスティバルを費用面で支えたのは、国土緑化推進機構からの支援(「緑と水の森林ファンド助成事業」)と釧路市に交付されている森林環境譲与税。地方における林業・木材産業関連の単独イベントとしては屈指の盛り上がりをみせ、今後も継続開催することが検討されている。

(2024年10月26日取材)

(トップ画像=約4,000人がフェスティバルにやってきた)

『林政ニュース』編集部

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