新たな発想で憩いと賑わいを創出、11月17日まで開催中
米国のサンフランシスコが発祥と言われるパークレットは、車道や歩道を転用してつくる公共空間で、地域活性化や地方創生につながる新手法としても注目されている。
川崎市のパークレットは、11月17日(日)まで30日間開催した後、来年(2025年)3月22日(土)から4月13日(日)まで再度行うことが決まっている。



八木敦司リーダー「地方創生、『ほこみち』に通じる」
パークレットのプロジェクトリーダーをつとめる(株)スタジオ・クハラ・ヤギの八木敦司・代表取締役は、「従来からの業界の枠にとらわれない新しい“つながり”ができてきた。パークレットのコンセプトは、道路を楽しく過ごせる『みち』にする『ほこみち(歩行者利便増進道路)制度』に通じるものがあり、全国各地で試みていきたい」と話している。

また、同市でパークレット事業を担当している建設緑政局緑化フェア推進室の斉藤仁成氏は、「自転車通行帯を本格的なパークレットスペースに転用したのは初めてであり、安全面などを1年以上かけて検討してきた」と明かした上で、「始まってみるとオペレーション上の問題もなく、新しい公共空間を提案できている。今回の展示物などを市内の他の場所で披露することも検討したい」と話している。

◎出展者の1人、e2mの片岡氏による画像集は、こちら
(2024年10月19日取材)
(トップ画像=スギCLTでつくった簡易避難所にもなる休憩スポット)

『林政ニュース』編集部
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