京都府立高2校を府立大学の「系属校」にして農林業の人材育成を推進

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京都府立高2校を府立大学の「系属校」にして農林業の人材育成を推進

京都府は、農林業の人材育成を進めるため、2026年4月から府内の高校2校を京都府立大学の「系属高校」にすると9月6日に発表した。系属校になると、連携する大学に一般受験者よりも優先的に入学することが認められるほか、高校生による研究室訪問や大学教員による講義、大学の施設を利用した教育、高校生と大学生の共同研究などによって専門的な学びの充実が図られる。

系属校となるのは、府立の農芸高校と北桑田高校の2校で、それぞれ京都府立大学の農学食科学部(農学生命科学科)、環境科学部(森林科学科)と連携する。

10月下旬に京都府立大学と京都府教育委員会で協定調印式を行い、2026年4月に2校を系属校化した後、2027年度の入試から連携する学科の約1割(4~5名)の定員に対し、系属校枠(仮称)を新設する予定。

系属校化は、2022年1月に策定された「新生・京都府立大学」改革プランなどに基づくもので、今後は高校と大学の連携を進めた上で、附属高校化も検討することにしている。

(2024年9月6日取材)

(トップ画像=京都府立大学の入口、同大学のウェブサイトより)

『林政ニュース』編集部

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