「自由」な経営で智頭スギの可能性を広げるサカモト【突撃レポート】 

「自由」な経営で智頭スギの可能性を広げるサカモト【突撃レポート】 

吉野林業や尾鷲林業などと並び良質材の産地として知られる鳥取県の智頭林業。この地で1957年に創業した(株)サカモト(智頭町、坂本晴信社長)は、特定の取引先などに縛られない「自由」な経営をモットーにして智頭スギ製品のラインナップを増やし、販路を広げている。同社の最新状況をお伝えする。

「ウッディブラインド」はじめ内外装材、家具、雑貨など多彩

サカモトは、智頭スギの柾目材を使った製品を数多く手がけている。その中で、ロングセラーの看板製品となっているのが約20年前に開発した「ウッディブラインド」だ。基本パーツとなっているのは、厚さ6mm、幅90mm、最大長さ4mに加工した柾目材のスリット。これを1枚1枚天井から吊して乾燥させるなど独自の製法を施した上で、ブラインドに仕上げている。開発当初はロス率(不良品の割合)が約80%だったが、生産プロセスの見直しを重ねることで、現在のロス率はほぼ0%まで改善してきた。

『林政ニュース』編集部

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