NJ素流協の取扱量が50万m3台に戻る、鈴木理事長「すべてを木に」

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NJ素流協の取扱量が50万m3台に戻る、鈴木理事長「すべてを木に」

ノースジャパン素材流通協同組合(岩手県盛岡市、鈴木信哉理事長)の年間素材(丸太)取扱量が50万m3台に戻った。2022年度はウッドショックの余波で50万m3を割り込んだが*1、2023年度はバイオマス発電用素材が増えたことなどで取扱量が約53万m3に伸びた。

今年度(2024年度)は、合板用で24万m3、製材・集成材・土木用で17万5,000m3、バイオマス発電用で13万5,000tの取扱量(共同販売)を計画しているほか、東北森林管理局等委託販売を4万900m3行って50万m3台をキープすることにしている。

同協組は、5月27日に盛岡市内のホテルで第21回通常総会を開き、事業実績などを報告した。決算では約4,400万円の当期純利益を計上し、組合員に対して出荷額に応じて0.2%を配当した。

総会で挨拶した鈴木理事長は、「本来、日本は木の文化の国であり、住宅だけでなく、他の建築物も土木も日用品もすべて木が使われていた」と述べ、「ありとあらゆるところに国産材を使う動きを加速させていこう」と呼びかけた。

(2024年5月27日取材)

(トップ画像=NJ素流協の事業実績推移)

『林政ニュース』編集部

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