「BESS」のブランドでログハウスを販売している(株)アールシーコア(東京都渋谷区)は、6月26日に「新社長・経営ビジョン発表会」を開き、創業社長の二木浩三氏が代表取締役会長に退き、執行役員の壽松木(すずき)康晴氏が第2代社長に就任したことを明らかにした。
同社は、ウッドショックへの対応で価格改定を行ったことなどで業績が悪化し、経営立て直しが急務となっている。
壽松木新社長は、創業以来守り続けてきたBESSのブランド価値と感性マーケティングを継続していくとした上で、主力事業である新築戸建てについては、「コロナ前の800棟への回復を目指す」と述べ、「課題は体制の強化にある。営業利益の増加や直販・子会社との連携見直しを進めていく」と強調した。また、「世の中にオアシスを、心に潤いを提供していく」ことを基本に事業領域を拡大する方針も掲げ、保育園や賃貸住宅、別荘などの特建事業を推進するほか、新規顧客を獲得するためBESSの中古住宅を提供する事業を準備しているとも語った。
なお、二木氏は、5月28日に一般社団法人木のいえ一番協会の会長も辞し、壽松木氏が後任会長に選任された。
(2024年6月26日取材)
(トップ画像=東京・代官山の「BESS MAGMA(ログハウス展示場)」で「新社長・経営ビジョン発表会」を開いた、中央が壽松木新社長)
『林政ニュース』編集部
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