全国木材協同組合連合会の創立65周年を記念した「第60回全国木材産業振興大会東京大会」が10月29日に東京都台東区の浅草ビューホテルで開催され、全国から約550名が参加した。全国木材組合連合会と全木協連が主催し、東京都木材団体連合会が協力して実施した。
大会会長として挨拶した平方宏・全木連会長は、「6月に閣議決定された新しい森林・林業基本計画では、SHK制度や建築物ライフサイクルカーボン評価制度などを活用して国産材の利用拡大と幅広い需要創出を図り、『木の街』を実現することが重要な柱の1つに掲げられている」と述べ、「木材が当たり前に使われるウッドファーストの時代をつくりあげていこう」と呼びかけた。

記念講演は、東京大学名誉教授で作家としても活躍している養老孟司氏が行い、昆虫採集家でもある自身の体験などをもとに森林と自然環境の大切さについて持論を展開した。
表彰行事では、前・全木連会長の菅野康則氏に特別感謝状を贈るなど計74名の功績を讃え、顕彰した。
また、今回から日本製材技術賞の表彰も行い、今年度(2026年度)の農林水産大臣賞に輝いた二宮木材(株)(栃木県)などに賞状と記念品を手渡した。

大会の宣言決議では、住宅・非住宅の建築物への木材利用を積極的に働きかけることや、クリーンウッド法を順守して合法伐採木材だけが流通・利用されるように取り組む方針を確認した。
来年(2027年)の第61回大会は、10月28日(木)に長野市芸術館で開催する予定。同大会を長野県で行うのは初めてとなる。
(2026年10月29日取材)
(トップ画像=記念講演をする養老孟司氏)
『林政ニュース』編集部
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