小田原市立酒匂小学校の6年生が卒業制作で市産材利用に挑戦

神奈川県

小田原市立酒匂小学校(神奈川県)の6年生54名が卒業制作として木工のワークショップに取り組んでいる。同校では今年度、市の「学校木の空間づくりモデル事業」を活用して内装の木質化を進めており、ワークショップもその一環。生徒たちは、市内産木材でボール箱や本棚、掃除用具入れをつくり、学校に贈ることにしている。

ワークショップは、総合的学習の時間の中で行っており、小田原地区木材業協同組合の若手組織「林青会」のメンバーが協力している。

>odawara01.jpg>林青会のメンバーとともにボール箱を制作

生徒たちは、林青会相談役の高木大輔氏((株)竹広林業社長)のアドバイスを受けながら、作品のアイディアを出し、デザインを検討。1月21日には1回目の作業を行い、ボール箱を制作した。材料はヒノキで、林青会メンバーの細田木材工業(株)湘南営業所長の船木徳敬氏がキットを提供。高木氏と船木氏を含む7名の林青会メンバーと市農政課スタッフが指導に当たった。2月13日には2回目の作業を行い、本棚と掃除用具入れをつくることにしている。

同校の木質化事業では、廊下や昇降口、ホール、多目的室で木材をふんだんに使用したほか、市特産の寄木細工や漆器、木象嵌を利用して室名のプレートを制作した。材料の一部には、小田原産木材調達基金でストックしていた木材(基金材)を活用。木工ワークショップのキットも基金材を用いている。

同基金は、2015年度に市が独自に設置したもので、造成額は1,500万円。公共施設に市産材を利用するため、あらかじめ原木調達と製材加工を行い、粗挽きした材料をストックする費用に充当している。

>odawara02.jpg>箱根細工の技法で制作された室名プレート

『林政ニュース』編集部

おかげさまで、1994年の創刊から32年目に入りました! これからも皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事は有料記事(748文字)です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。