山ブドウのツルなどを使った“かごバック”がヒット商品に
同町では、自然素材を使ってものづくりをする「作り手」を「工人(こうじん)」と総称し、伝統技術の継承と発展を目指している。「まつり」には、町内だけでなく、全国各地から「工人」が集結し、編み組細工、木工、陶磁器、ガラス、染め織りなどの“自慢の逸品”を販売する。
同町は、会津若松市から車で約1時間、電車は1日5~6本だけとアクセスには恵まれていない。だが、デパートの工芸品フェアなどでは見られないレアな手作り品が勢ぞろいする場をつくったことで、「年々リピーターが増えている」(同)。
なかでも人気商品となっているのが、山ブドウのツルやマタタビ、ヒロロなど山間部で採れる植物を使った「奥会津編み組細工」。1点10万円以上する高級品もあるが、“かごバック”ブームの追い風にも乗って、「中高年の女性を中心に求めている人が多い」(同)という。
『林政ニュース』編集部
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