イトーキが東京大学農学部に国産材の共創空間「co-niwa Econifa」新設

東京都 家具・木工品等製造業

オフィス家具メーカーの(株)イトーキ(東京都中央区、湊宏司・代表取締役社長)*1は、東京都文京区の東京大学農学部5号館1階に、国産材を活用した共創空間「co-niwa Econifa(コニワ・エコニファ)」を新設した。5号館の改装に合わせて同社が寄贈するかたちで設置したもので、学生や教員が日常的に集い、来訪者と交流するコミュニケーションスペースとして活用していく。

「co-niwa」は、「ともに(co)」と「庭(niwa)」を掛け合わせた造語で、スペース内には、同社の国産材ブランド「Econifa」の主力製品である岩手県産のクリを使った大型テーブルやワークチェアを配置し、フローリング(90m2)には北海道産のカバ、収納棚には道産タモを用いるなどして“木の温かみ”が感じられる空間をつくった。

同社は、昨年(2025年)12月に農林水産省と締結した「建築物木材利用促進協定」に基づき、5年間で国産材利用量を約4.5倍に増やす目標を掲げており*2、「co-niwa Econifa」の新設はその一環に位置づけている。

5月15日に「co-niwa Econifa」のお披露目会を行った

5月15日に行われた関係者向けお披露目会で挨拶した同社の湊社長(東大経済学部出身)は、「当社のオフィス事業はこの5年間二桁成長を続けており、同業他社も同様に調子がいい。オフィス空間の改善は、生産性を高め、人材を確保し、企業のアイデンティティーを表す上でも益々重要なっている。その中で『木』がすごく注目されている」と強調した。 同社は、東大の恒次祐子教授らとともに、木質空間が人の心理や創造性に与える影響に関する研究を行っており、「co-niwa Econifa」も実証データの収集・分析などで活用していくことにしている。

(2026年5月15日取材)

(トップ画像=共創空間「co-niwa Econifa」、画像提供:イトーキ)

『林政ニュース』編集部

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