農林水産省は8月31日に、昨年(2020年)の木質バイオマスエネルギー利用動向調査結果を公表した。昨年1年間にバイオマス発電などエネルギー用に使われた木材チップ量は約1,039万tで前年(2019年)より約96万t(対前年比+10.3%)増え、6年連続で増加。伸び率は前年の+1.3%を大きく上回った。FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の認定を受けたバイオマス発電所向けのチップ需要が旺盛なことに加え、コロナ禍でチップの調達が難しくなると判断した事業者が買い溜めに走った影響も出ているとみられる。
チップの由来別利用量をみると、FITの優遇価格(32円/kWh)の対象となっている「間伐材・林地残材等」が約88万t増(+29.1%)の約391万tと3割アップした。「建築資材廃棄物」は約10万t増(+2.6%)の約417万t。一方、「製材等残材」は約3万7,000t減(-2.2%)の約167万t、「輸入チップ・輸入丸太を用いて国内で製造」は約2,700t減(-0.9%)の約30万tに縮小した。
(2021年8月31日取材)
『林政ニュース』編集部
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