スキマバイトサービス「タイミー(Timee)」を提供している(株)タイミー(東京都港区、小川嶺社長)は、秋田県森林組合連合会(秋田県秋田市、小松佳和会長)と業務提携契約を締結した(10月27日に発表)。同社が林業分野で“協業”に乗り出すのは初めて。
「タイミー」は、スマホアプリを通じてスポットワークと呼ばれる短時間・単発の仕事を探して働けるサービス。履歴書や面接なしで即応募・即勤務ができ、労働報酬もすぐに受け取れる仕組みを構築している。
同社と秋田県森連は、業務提携に基づき、林業でのスポットワーク活用に取り組む。秋田県森連を通じて県内の森林組合に「タイミー」を紹介し、伐採木の測定や除雪作業などにスポットワークとして従事してもらうことを想定している。職業安定法で禁じられている下刈りや地拵えなどの紹介は行わない。
同社は、昨年(2024年)11月に第1次産業に特化したチームを設置し、スキマバイトの間口を広げてきている。なお、今回の業務提携は、農林中央金庫秋田支店が仲介役をつとめた。
秋田県森連の担当者の話「法令を遵守してスポットワークの方々には後方支援していただき、林業従事者だからできることに集中する体制を整え、労働力不足の解消につなげたい」
(2025年10月27日取材)
(トップ画像=「タイミー」を使った事業スキーム)
『林政ニュース』編集部
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