林野庁は、今年度(2021年度)の「国有林間伐・再造林推進コンクール」と「治山・林道工事コンクール」の表彰式を2月9日に農林水産省内で開催した。
「間伐・再造林コンクール」の最優秀賞は、鹿児島県鹿児島市の(株)ヤマトクが受賞。女性作業員の新規採用を契機に、全作業員に無線機を配備し、軽量な繊維ロープを導入するなど、安全対策の強化と作業の効率化を進めていることが評価された。また、優秀賞に、(有)庄司林業(山形県大江町)、(株)堀江林業(茨城県常陸太田市)、(株)松田林業(宮崎県小林市)、(有)三進造林(岐阜県高山市)の4社が選ばれた。
「治山・林道工事コンクール」では、(株)今井組が京都府京都市で施工した「貴船山山腹工事」と、(株)湯浅建設が高知県馬路村で行った「長滝林業専用道新設工事」が農林水産大臣賞を受賞。貴船山山腹工事では、大規模風倒木被害地で、厳しい作業条件を克服して斜面安定対策工事を工期内に完了。長滝林業専用道新設工事では、先進的な測量機器を使って労務を効率化した。
(2002年2月9日取材)
(トップ画像=受賞者はオンラインで出席した)
『林政ニュース』編集部
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