「森林×ACTチャレンジ2025」のグランプリに京王電鉄

全国 森林の新たな利用 表彰

林野庁は、今年度(2025年度)の「森林×ACTチャレンジ2025」の受賞者を決めた(9月21日に発表)。30件の応募があった中から、グランプリ(農林水産大臣賞)に京王電鉄(株)(東京都)を選んだほか、協同組合ウエル造林(福島県)、セガサミーホールディングス(株)(京都府)、延岡市/延岡西日本マラソン大会(宮崎県)の3者を優秀賞(林野庁長官賞)に選定した。表彰式は、11月4日(火)に東京都内で開催する。

グランプリに輝いた京王電鉄は、北海道にある社有林や山梨県甲府市の「京王水源の森」の整備に加え、高尾山口駅舎などを多摩産材で木質化し、日本山岳会「高尾の森づくりの会」と連携して「高尾の森 親子森林体験スクール」を実施するなど幅広い活動を行っていることが評価された。一連の活動を通じた二酸化炭素(CO2)吸収量は122tと算定されている。 また、ウエル造林は再造林を確実に実行しながら普及啓発シンポジウムを毎年開催し(CO2吸収量263t)、セガサミーホールディングスは長野県南相木村にある「セガサミーの森」の整備に地元関係者とともに取り組み(同404t)、延岡市は九州3大マラソンの1つである「延岡西日本マラソン大会」において大会運営に伴うCO22をオフセット(42t)していることが受賞理由となった。

(20259月21日取材)

『林政ニュース』編集部

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