日本森林学会は、設立100周年事業として行っていた「林業遺産」の選定結果を4月1日に公表した。後世に伝えるべき林業地や文書など、次の10件が選ばれた(括弧内は、所有者・管理者)。
・「太山の左知」をはじめとした興野家文書(興野喜宣・大田原市黒羽芭蕉の館)
・旧木曾山林学校にかかわる林業教育資料ならびに演習林(木曽青峰高等学校・長野県林務部)
・全国緑化行事発祥の地(関東森林管理局茨城森林管理署)
・木曾森林鉄道・遺産群(上松町、大桑村、木曾森林管理署)
・四国森林管理局保存の大正~昭和初期の林業関係写真(四国森林管理局)
・飯能の西川材関係用具(飯能市郷土館)
・いの町の森林軌道跡(いの町、いの町雇用創造協議会)
・東京大学樹芸研究所岩樟園クスノキ林(東京大学樹芸研究所)
・大学演習林発祥の地:浅間山・千葉県鴨川市(東京大学千葉演習林)
・猪名川上流域の里山・台場クヌギ林(能勢電鉄株式会社)
(2014年4月1日取材)

『林政ニュース』編集部
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