全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会(松尾和俊会長)は、3月18日に林野庁を訪れ、広葉樹資源の供給拡大などを求める要請活動を行った。
松尾会長らは、天羽隆長官など林野庁幹部にツキ板業界が直面している状況を説明。コロナ禍による木材価格の高騰やコンテナ不足による物流の低迷などに、ウクライナ情勢の悪化によるロシアからの林産物供給の禁止が加わって、「契約ができない、契約しても商品の到着まで長期間を要するなど、木材及び木材製品の確保はこれまでにない厳しい状況となっている」ことを伝えた。
国に望む具体的な施策としては、①ツキ板、家具等への国内広葉樹資源の供給拡大措置、②ツキ板業界等木材産業への資金貸付等資金繰りへの支援措置──を求めた。
(2022年3月18日取材)
『林政ニュース』編集部
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