吉野材を扱う3市場が結集し「ウッドメッセ奈良」を開設

奈良県 木材流通

吉野材を取り扱う奈良県桜井市内の3つの原木・製品市場が結集して、新拠点「ウッドメッセ奈良」を立ち上げた。4月21日に合同原木市を初めて開催。今後、原木市は月に2回、製品市は月に1回のペースで実施することにしている。

「ウッドメッセ奈良」は、吉野スギ・ヒノキや広葉樹の大径材、各種製品を扱う奈良県銘木協同組合(貝本博幸理事長)と吉野スギ・ヒノキの並材原木を集める桜井木材協同組合(岩本亨理事長)及び吉野スギ製品を売買する(株)菅生銘木市場(菅生康清社長)が連携して開設した。

県銘木協同組合の敷地や倉庫の一部を購入して各事業者が拠点を構え、市場の開催日を合わせるなど連携を深めて、荷主・買方の利便性や集材力、集客力などのアップを目指す。すでに桜井木材協同組合は事務所を移しており、菅生銘木市場も9月に移転する予定。

県銘木協同組合の貝本理事長は、「各市場の連携を密にしていくと同時に、川上の事業者らとも連携を図り、吉野材の産地として魅力度アップを図っていく」と話している。

(2022年4月21日取材)

『林政ニュース』編集部

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