天皇陛下が初めてリモートで出席、1年延期の植樹祭開催

天皇陛下が初めてリモートで出席、1年延期の植樹祭開催

新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された「第71回全国植樹祭」が5月30日に島根県大田市の「三瓶山北の原」で開催された。感染予防対策を徹底するため、天皇皇后両陛下は東京都港区の赤坂御用地から初めてリモートで式典に出席した。

クロマツの「御収穫」として鋸を入れる天皇陛下、写真提供=島根県

島根県では50年前の1971年に同じ大田市で全国植樹祭が行われ、昭和天皇がクロマツの苗木を植樹した。天皇陛下は、皇太子時代の1991年に開かれた「第15回全国育樹祭」でこのクロマツの枝打ちを行ったことを振り返り、「お手植えされたクロマツを収穫し、皆さんと共に再び苗木を植え、新たな『緑の循環』を始めることができることをうれしく思います」とお言葉を述べた。その後、長さ約12mのクロマツ丸太に鋸で刃を入れ、伐って植える循環利用の大切さをアピールした。

(トップ画像=お言葉を述べる天皇陛下、写真提供=島根県)

『林政ニュース』編集部

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