2022年の林業産出額が前年比6.4%増、2020年以降の最高値を更新

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2022年の林業産出額が前年比6.4%増、2020年以降の最高値を更新

2022年の林業産出額が対前年比6.4%増の5,807億円に増え、2000年以降の最高値を更新した。製材用素材などの価格上昇や燃料チップ用素材の生産増などで、木材生産の産出額が伸びたことがプラスに働いた。

農林水産省が2月20日に林業産出額に関する最新数値を公表した。林業産出額は2013年から増加基調に入っており、2021年には5,457億円に達して、2000年以降では最高を記録していた。

2022年の林業産出額(5,807億円)の内訳は、木材生産が3,605億円(同10.8%増)、栽培きのこ類生産が2,080億円(同0.6%減)、薪炭生産が64億円(同2.6%増)、林野副産物採取が59億円(同20.6%増)となっている。木材生産のシェア(構成割合)が2.5ポイントアップの62.1%になったのに対し、栽培きのこ類生産は2.5ポイントダウンの35.8%に低下しており、両者の差が開いてきている。

(2024年2月20日取材)

(トップ画像=林業産出額の推移)

『林政ニュース』編集部

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