岐阜県の県立森林文化アカデミーと岐阜大学Coデザイン研究センター及び中部電力パワーグリッド(株)岐阜支社は、山間部での「通信圏外」を解消して重大災害の発生防止などを図るため、LPWA(Low Power Wide Area)の通信エリア拡大に連携して取り組む協定を11月15日に締結した。
中濃エリア全域を対象にして、(株)フォレストシー(東京都江東区)の「ジオチャット」の中継機を中部電力パワーグリッドが管理する送電鉄塔などに設置し、携帯電話がつながらない現場でもLPWA通信によってチャットやSOS信号、位置情報を送受信できるようにする。すでに県内の西濃・岐阜エリアでは岐阜大学が中心となってLPWAの通信網を整備しており、相互連携を進めることでより広域的な通信可能エリアが構築できるとみられている。
(2022年11月15日取材)
(トップ画像=協定締結式に出席した(左から)三井栄・岐阜大学Coデザイン研究センター長、涌井史郎・森林文化アカデミー学長、樋口一成・中部電力パワーグリッド岐阜支社長)
『林政ニュース』編集部
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