有吉新体制始動!絶えざる革新を続けるイワフジ工業【突撃レポート】

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有吉新体制始動!絶えざる革新を続けるイワフジ工業【突撃レポート】

1950(昭和25)年に創業した林業機械の老舗メーカー・イワフジ工業(株)(岩手県奥州市)のトップが6月22日の株主総会で交代した。林業機械の開発を巡っては、デジタル化などを加速する一方で、半導体や部品不足などへの対応も迫られている。転換期の真っ只中で新社長に就任した有吉実氏は、どのような舵取りをしようとしているのか。最新状況をお伝えする。

DX化を推進し、「集材・造材マルチワークシステム」に注力

東北自動車道の奥州スマートインターチェンジを降りてすぐの場所にあるイワフジ工業の生産拠点は、戦後に建設されたのこぎり(・・・・)屋根の工場だ。老朽化が進んできたため、建て替えが検討されている。工場の刷新を視野に入れながら、有吉実社長は、「DX(デジタルトランスフォーメーション)化を進め、生産性を向上させていきたい」との抱負を口にした。

有吉実・イワフジ工業社長

その第1歩として、タブレット端末(iPad)を使って製造管理に必要な書類のペーパーレス化を進めている。また、管理部門では、表計算ソフト(Excel)を活用して集計作業を自動化し、従来の業務時間を3分の1に短縮した。

身の回りからデジタル化を進めて社内に“余力”をつくり出しながら、中核事業である林業機械の開発については、人...

『林政ニュース』編集部

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