「森林土木」に来たれ! 徳島県が4K動画を制作・公開

四国地方 徳島県 森林土木

「森林土木」に来たれ! 徳島県が4K動画を制作・公開

徳島県森林整備課は、「森林土木」の魅力を伝える4K動画を制作し、3月17日にYouTubeの「徳島チャンネル」で公開した。同県の公式SNSなどでも連動した情報発信を行い、幅広い人々に治山工事や林道工事の重要性を訴えて、人材の確保・育成につなげることにしている。

公開した動画は、1分間のショートムービー。昔話に登場する「金太郎」が大人になって主人公役をつとめ、工事が行われている治山・林道の現場を巡って、山を整備し木を育てることの大切さを伝えていく。BGMは森林整備課職員が作詞し、作曲、歌唱を課長自らが行うなど手づくり感溢れる演出の中で、「金太郎」はコミカルかつアクティブに動き回り、ラストシーンでは仲間とともに、「来たれ!森林土木!」と呼びかける。

同県の中山間地域では、過疎化と高齢化が急速に進行しており、「新たな担い手育成対策」として、子供の頃から土に触れ、「森林土木」の魅力を体感しながら学ぶ「土育(つちいく)」を推進することが課題になっている。定例記者会見で動画の公開を発表した飯泉嘉門知事は、「森林土木にイメージがない若者にも、こんな仕事もあるんだと関心を持ってもらいたい」と期待を口にした。

(2023年3月17日取材)

(トップ画像=「金太郎」とともに「森林土木」をPR)

『林政ニュース』編集部

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