「モクコレ」を3年ぶりにリアルで開催、一般消費者向けの展示を充実

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「モクコレ」を3年ぶりにリアルで開催、一般消費者向けの展示を充実

東京都は、1月31日と2月1日に江東区の東京ビッグサイトで7回目となる国産材商談展示会「WOODコレクション2023(モクコレ)」を開催し、38都道府県から246企業・団体が出展した。新型コロナウイルス感染症の影響で、3年ぶりにリアル(対面方式)での実施となり、併せてオンライン配信も行った(配信は2月17日(金)まで)。

オープニングセレモニーでは、主催者を代表して小池百合子・東京都知事が挨拶し、「今回は一般消費者向けの展示や企画を充実させたほか、企業・団体と来場者のマッチングにも力を入れている。国産材の新たな価値を見出す機会とし、日本の森が元気になっていく流れをつくりましょう」と呼びかけた。

会場入り口には、消費者向けのデジタル森林浴やワークショップ、物販コーナーが設置されたほか、常駐した「マッチングコンシェルジュ」が来場者と出展者を引き合わせて商談を行う様子もみられた。

「KITOKI」(中央区)が「ウッドシティ建築賞」受賞

都は、2019年から「ウッドシティTOKYOモデル建築賞」の表彰を行っており、今年の最優秀賞には平和不動産(株)(東京都中央区)の「KITOKI」(同)が選ばれた(1月31日に発表)。

最優秀賞を受賞した「KITOKI」

「KITOKI」は、SRC造による3層飛ばしの構造内部に木造CLT床を入れ込むように組み合わせた店舗兼オフィスで、材料の調達から設計・施工、メンテナンスまで、低層木造建築でのノウハウを中高層でも活かしている点が評価された。

また、女性活躍賞を「やはた幼稚園保育ルーム」(中野区)、オフィス木質化賞を「ARTFREAK BASE」(江戸川区)が受賞した。

(2023年1月31日取材)

『林政ニュース』編集部

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