秋田県は、本庁林務担当部局の組織を来年度(2023年度)から拡充する。現在は林業木材産業課と森林整備課の2課体制となっているが、新たに「森林資源造成課」を設置し、森林整備課は「森林環境保全課」に名称変更して3課体制にする。
新設する「森林資源造成課」は、同県が重点政策に据えている再造林対策を強化するために、造林地の集積や造林マイスターの育成をはじめ、普及や育種などの業務に一元的に取り組む。担当者は、「単純にスギの伐採跡地にスギを植えることを強化するのではなく、森林計画制度を活用して適地適木を進め、現場の人づくりなどにも機動的に取り組みたい」と話している。
来年度からは、森林・木材などを「活かし」、「造り」、「守る」業務を、林業木材産業・森林資源造成・森林環境保全の3課が連携をとりながら遂行していくかたちになる。
(2023年3月1日取材)
『林政ニュース』編集部
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