700万m3へ全力、再造林可能な価格が課題─日合連2023年度通常総会

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700万m3へ全力、再造林可能な価格が課題─日合連2023年度通常総会

日本合板工業組合連合会(井上篤博会長)は、5月11日に東京都内のホテルで今年度(2023年度)の通常総会を開催した。

総会後に記者会見した井上会長は、森林・林業基本計画に盛り込まれた合板向け国産材利用量700万m3の目標達成に向けて、「合板メーカー全社が一直線で進んでいく」と述べ、商標登録をした超厚合板の実用化などを通じて、国産合板の需要拡大に取り組むことを最優先課題にあげた。政府が花粉症対策を強化していることについては、「少花粉スギなどは活着させるのが難しい面もあるが、種苗組合などと協力して植え替え促進に取り組んでいく」と明言。また、輸入禁止となっているロシア産単板が中国で合板に加工され日本に安価で入ってきていることに関連して、「日本国内の再造林につながるような価格帯をどうやってつくっていくかが課題になる」との見方を示した。

(2023年5月11日取材)

(トップ画像=抱負を語る井上篤博・日合連会長)

『林政ニュース』編集部

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