秋田県と秋田県再造林推進協議会は、1月16日に秋田市内で「あきた未来へつなぐ再造林推進フォーラム」を開催した。昨年(2023年)7月に行った「再造林推進総決起大会」*1に引き続いて実施したもので、「造林マイスター」をはじめ関係者ら約180人が参集し、「再造林率50%」の目標達成を誓った。
林野庁からは眞城英一・経営企画課長が来賓として出席し、挨拶を述べた後、「あきた未来へつなぐ再造林資金」の協賛企業・団体に木製の記念盾を贈呈。協賛企業等は1月時点で20社を超えており、介護施設の運営会社や自動車リサイクル会社など、林業分野以外にも賛同の輪が広がってきている。
また、(株)西村林業と横手市森林組合が再造林の推進に関する事例を発表、長野麻子・(株)モリアゲ代表が基調講演を行い、パネルディスカッションを通じて議論を深めた。意見交換の中では、「森林所有者の後継者がいないと次世代につながらない」、「二酸化炭素吸収など森林の多様な価値も訴えていきたい」などの指摘があり、森林・林業の現状を業界外にも広く伝えていくことの重要性が強調された。
(2024年1月16日取材)
(トップ画像=記念盾を手にする「再造林資金」協賛企業等の代表者、画像提供:秋田県)
『林政ニュース』編集部
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