林野庁は、10月1日付け(一部9月30日付け)で人事異動を発令し、東北・関東・近畿中国・四国の4森林管理局長が交代した。
技官ポストである東北局長は柳田真一郎氏(昭和60年入庁・九大林卒)が在任1年5か月で退職し、後任として農林漁業信用基金理事の宮澤俊輔氏(昭和63年・東大林)が就任した。

宮澤氏は、一昨年10月に中部森林管理局長から農林基金に転じた。基金理事の任期は2年であり、そのまま副理事長に上がる道もあると思われたが、ここで国有林の現場に復帰した。
宮澤氏は、中部局長に起用されたときも“抜群に若い局長”と話題になった。まだ55歳である(11月で56歳)。才気煥発で新機軸を次々と繰り出す新局長を東北の業界はどう迎え入れるか。製材最大手の中国木材(株)が秋田県能代市への進出を決めるなど、風雲急を告げる中での着任となった。
宮澤氏からバトンを受けて農林基金の理事に就任したのは、3月に中部局長から本庁に戻っていた吉村洋氏(昭和63年・京都府大砂防)。同期の宮澤氏から同じポストを引き継ぐのは、これで3度目となった。周りから「男・吉村」と慕われる気っ風のよい言動がこの人の持ち味。信用保証業務を行っているお堅いイメージの基金に、新風をもたらすであろう。

関東・近畿中国・四国の森林管理局長は事務官の指定席であり、林野関係者にとっては初顔の人物も少なくない。とくに最近はコロナ対策で対面する機会が失われ、挨拶をする間もなく交代するケースが目立つようになった。
関東局長の上大田光成(みつまさ)氏(昭和62年・東大法)は、在任1年3か月で農畜産業振興機構理事に移り、後任として水資源機構理事の赤崎暢彦氏(平成2年・東大法)が就任した。赤崎氏は、平成16年1月から翌17年4月まで管理課の総括課長補佐を経験している。
昨年8月に近畿中国局長に就いた山口琢磨氏(昭和62年・東大法)は本省の消費・安全局に戻り、大臣官房付の柏原卓司氏(昭和63年・東大法)が後任として大阪入りした。柏原氏は、若手時代の平成5年7月から2年弱、林政課総務班に総括係長として在籍した。
石垣英司氏(平成元年・東大経)は、四国局長を丸2年つとめ上げて農業者年金基金理事に異動。後任は、農水産業協同組合貯金保険機構理事の橋本裕治氏(昭和63年・東大法)。橋本氏は、企画課で総括及び法令係長をつとめ、平成26年8月から2年弱、経営課長として奮闘した。旧知の人も多いだろう。
(2021年10月1日取材)
詠み人知らず
どこの誰かは知らないけれど…聞けないことまで聞いてくる。一体あんたら何者か? いいえ、名乗るほどの者じゃあございません。どうか探さないでおくんなさい。