34社が加盟する吉野製材工業協同組合(奈良県吉野町、中西利彦理事長)は、製品の企画から原木調達・製材・販売までをワンストップで行えるマーケティング拠点「YOSHINO WING」を設立した(9月16日に発表)。
同協同組合は、1973年から「吉野材センター」を運営し、製品と単板の市場を月1回のペースで開催して、吉野材流通量の約3分の1を取り扱っている。
ただ、吉野地域の製材業者は専門化が進み、得意な製品がそれぞれ異なるため、柱材や板材、下地材などの建築用材一式を揃えるためには、複数の業者らから購入する必要があった。「YOSHINO WING」では、これらの業者をとりまとめ、施主や工務店、設計士、ゼネコンなどのエンドユーザーからの注文に応えていく。とくに、既存の流通ルートでは入手しづらい製品を取り揃えて、新築とリフォームの両方の需要を睨みながら吉野材の販路を開拓していく方針。
10月から来年3月にかけて4回のイベントを開催するほか、伐採見学会や、手刻み、家具、大型パネル工法の実演なども行うことにしている。
(2021年9月16日取材)
『林政ニュース』編集部
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