神奈川県の横浜市は、10月18・19日に市役所で開催した「わくわく!こどもハロウィン in 横浜北仲フェス」で、初めて木育体験コーナーを設けた。同イベントは、未就学児や低学年児童とその保護者向けに2020年から行っており、今年(2025年)で6回目。期間中に約8,000人が訪れ、約1,800人が木育を体験した。

木育体験コーナーでは、神奈川木材協同組合連合会(横浜市)が、組立キットを使った「かながわの木でおうちを建てよう!」を実施。神奈川県産の9cm角スギ材を枘(ほぞ)に差し込みながら、上棟までの作業を体験できるようにした。併せて、「かながわの木」樹種当てクイズや床板の踏み比べなども行って、楽しみながら木と親める機会をつくった。
屋外でも、(有)一場木工所(広島県三次市)が木育トラックを使って「木育ひろば」をつくり、木製食材マーケット「ひなたぼっこマルシェ」や木の玉プールなどで遊べるようにしたほか、(株)藤本工務店(葉山町)が運営する「くむんだー神奈川」による木のジャングルジムも設置した。
横浜市の担当者の話「木の良さを家族で実感してもらえ、非常に好評だった。今後も継続を検討していきたい」
(2025年10月18・19日取材)
(トップ画像=屋外には「木育ひろば」をつくった)
『林政ニュース』編集部
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