ヒノキの立木価格が2年連続アップ、スギとマツは下落続く

全国 統計・調査

日本不動産研究所は、今年(2025年)3月末時点の山元立木価格(利用材積1m3当たり)と山林素地価格(普通品等10a当たり)の調査結果を10月30日に公表した。

山元立木価格は、スギが4,026円で対前年比2.4%減、ヒノキが9,494円で同6.2%増、マツが2,453円で同4.6%減だった。ウッドショック後は木材価格が下降しているが、ヒノキは前回調査*1に続いて上昇した。

山林素地価格は、用材林地が4万533円の同0.6%減と依然として下落が続いている。薪炭林地も2万8,567円の同0.2%減となり微増傾向から下落に転じた。

なお、米価の高騰などを受けて、田畑(普通品等10a当たり)の賃借料は、田が8,500円の同2.5%増、畑が5,030円の同2.8%増となり39年振りに上昇した。

(2025年10月30日取材)

(トップ画像=山元立木価格の推移(全国平均・1m3当たり))

『林政ニュース』編集部

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