岐阜県の東白川村は11月27日に、はなのき会館で「村の100年先の森林づくりを考える」をテーマにしたフォーラムを開催した。
同村産業振興課長の伊藤秀人氏、サントリーホールディングス(株)の山田健氏、作家の浜田久美子氏、more trees事務局長の水谷伸吉氏が講演し、同村の職員で岐阜県地域森林監理士の田口幸生氏が加わってパネルディスカッションを実施、(株)山共の田口房国氏がコーディネーターとなって議論を深めた。
同村では、2017年から2019年にかけて、村内のすべての民有林を林業担当職員が現地調査し、今年(2021年)3月に「100年の森林づくり構想」を策定、針葉樹一辺倒から多様な樹種構成へ転換する方針を打ち出した。
同フォーラムは、同構想のお披露目と、同村と協定を締結しているサントリーホールディングス及びmore treesの活動報告を兼ねて行われた。同村の担当者は、「想定以上の盛り上がりをみせた。熱があるうちに次回を年度内に開催したい」と話している。
(2021年11月27日取材)
(トップ画像=会場には地域住民ら約70人が詰めかけた)
『林政ニュース』編集部
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