林野庁は、新たな表彰制度として「森林×脱炭素チャレンジ2022」を創設した。森林づくり活動などを通じて脱炭素社会の実現に貢献している企業等を顕彰するもので、4月8日(金)まで応募を受け付け、優れた取り組みを選んで農林水産大臣賞(グランプリ、1件)と林野庁長官賞(優秀賞、9件)を授与する。
2050年カーボンニュートラルの達成が国家目標となり、森林に投資する機運が高まってきていることなどを踏まえ、企業等が支援して実施している造林や保育などの森林整備活動を表彰によって後押しすることにした。
2020年から2021年の間に行われた森林整備による年間の二酸化炭素(CO2)吸収量のほか、循環利用や山村振興などへの貢献度なども加味して審査する。CO2吸収量の計算には、林野庁が昨年末に公表した算定式を利用する。
応募申請を受け付けた企業等は、「グリーンパートナー」として林野庁のウェブサイトで公表するほか、『森林・林業白書』などで紹介する。また、大臣賞などの受賞者については、名前とCO2吸収量を記載した木製銘板を林野庁庁舎内に掲示することにしている。
(2022年3月1日取材)
『林政ニュース』編集部
1994年の創刊から31年目に突入! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。