2.実施概要【健全で持続可能な原木・製品輸送の発展に向けて】

全国 研究 統計・調査

2.1.   企画委員会

2.1.1.    設置の目的

「物流の2024年問題」による影響、原木・木材製品の輸送実態の把握に向けて、原木・木材製品の流通に関する知見を持つ専門家による企画委員会を設けた。企画委員会では、「原木・製品物流アンケート」及びヒアリング調査等による原木・製品の輸送実態を把握するための設問項目、輸送効率化に向けた手法等について分析・議論した。

2.1.2.    企画委員会

企画委員会の委員は、原木及び木材製品の輸送に関わる知見を有する学識経験者、実務経験者などで構成した。座長は、鈴木信哉・ノースジャパン素材流通協同組合理事長にお願いした。

表2-1 企画委員会の構成員
企画委員
鈴木信哉ノースジャパン素材流通協同組合理事長
田口護(一社)全国木材組合連合会常務理事
茂木もも子東京農業大学准教授
赤堀楠雄林材ライター
早舩真智国立研究開発法人森林総合研究所関西支所
幡建樹木材流通コンサルタント
中間康介(一社)社会実装推進センター(JISSUI)代表理事
事務局
辻潔(株)日本林業調査会代表取締役社長
成田陸(株)日本林業調査会

2.1.3.    企画会議の開催経緯

企画会議は、次の日程で開催した。また、オブザーバーとして、調査チームのメンバー及び林野庁木材産業課流通班が参加した。

表2-2 企画会議の開催経緯
会議名年月日場所
第1回企画会議2024年6月27日パナソニックエレクトロニックワークス 創研株式会社研修室
第2回企画会議2024年9月9日オンライン
第3回企画会議2024年11月8日オンライン
第4回企画会議2025年3月7日日本森林技術協会会議室

2.2.   調査チーム

2.2.1.    組成の目的

企画委員会での議論・決定事項を踏まえて、調査を行う調査チームを設置した。また、一部メンバーは企画委員会の委員を兼任している。

2.2.2.    調査チームの構成員

調査チームは原木及び木材製品の輸送に関わる知見を有する学識経験者、実務経験者などで構成した。

表2-3 調査チームメンバー
赤堀楠雄林材ライター
茂木もも子東京農業大学准教授
幡建樹木材流通コンサルタント
早舩真智国立研究開発法人森林総合研究所関西支所
小嶋智巳(株)やまもり代表取締役
髙梨一竹東京大学博士課程
辻潔(株)日本林業調査会代表取締役社長
成田陸(株)日本林業調査会

2.3.   調査手法

全国での「物流の2024年問題」の影響、原木・製品輸送の実態を把握するために、一定条件を満たした全国の事業者を対象に「原木・製品物流アンケート」を実施した。その後、アンケート結果及び企画委員会の推薦等を踏まえて、業種・対応ごとに事業者のヒアリングを行った。

つづきはこちら

目次はこちら

この記事の特集はこちら

(株)日本林業調査会

1954年創業。「林政ニュース」の編集・運営・発行をはじめ、森と木と人にかかわる専門書籍の発刊を行っている。

この記事はフリー会員記事(1533文字)です。
フリー会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。