全国知事会のプロジェクトチームが国産木材の需要拡大で重点7項目を提言

全国

全国知事会の国産木材活用プロジェクトチーム(チームリーダー=小池百合子・東京都知事)は、「国産木材の需要拡大に向けた提言」をとりまとめ、8月25日に農林水産省や文部科学省に対して実現を求める要請活動を行った。

提言には、①民間建築物の木造化・木質化の推進に向けたJAS構造材の流通量の拡大、CLT等の普及・加工供給体制の強化、国産木材の利用を促進する制度等の創設、②木材・木材製品の輸出拡大、③公共建築物の木造化・木質化の推進に向けた財源の確保、④大規模な木造建築物の設計を担う建築士等の育成、⑤木材の特性や木材活用のメリット・効果の発信、⑥外国産木材から国産木材への転換促進、⑦花粉症対策の推進──など7つの重点項目を盛り込んだ。

なお、同チームは、7月3日に提言内容に関する会議を行って、群馬県、長野県、奈良県や(株)ソマノベース(和歌山県田辺市)から現場発の報告を受けた。リーダーの小池知事は、「オールジャパンで国産材を振興していこう」と総括した。

(2025年8月25日取材)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から31年目に突入! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事は有料記事(454文字)です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。