木育絵本+木製キットのプランに最優秀賞─木青連の起業家養成塾

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木育絵本+木製キットのプランに最優秀賞─木青連の起業家養成塾

日本木材青壮年団体連合会(木青連、東京都江東区)が主催する起業家養成塾「Bundle(バンドル)」の最終発表会が、2月8日に東京都内で開催された。

12名の塾生が様々な事業提案を行った結果、(株)紅中(大阪府大阪市)の萩原正敬氏によるビジネスプランが最優秀賞に選ばれた。

萩原氏は、森の動物たちが登場する木育絵本と、物語に出てくるキャラクターをつくれる木製クラフトキットの開発・販売を通じて、林業・木材産業への理解と関心を高め、社会課題の解決につなげるプランを提案した。クラフトキットには島根県産のヒノキ材を使用し、子どもでも安全に組み立てられるようにネジや釘を使わない設計としている。

販売価格は6,500円を想定しており、メインターゲットは思い出づくりを重視する都市部の30歳代共働き家族とし、購入者向けに森林で体験プログラムを提供する案も示した。

木青連会長の甲村耕三氏は、「プランが素晴らしいのはもちろん、木青連の会員が関われる余地があったことが最優秀賞の決め手となった」と講評。萩原氏は、「会社の枠組みを超えて木材業界のためにプランを実現していきたい」と抱負を語った。

(2025年2月8日取材)

(トップ画像=(左から)木青連会長の甲村耕三氏、最優秀賞を受賞した萩原正敬氏、木青連スタートアップ委員会委員長の奥川季花氏)

『林政ニュース』編集部

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