林野庁長官に長崎屋圭太氏、8月6日付けで就任

東京都

農林水産省の鈴木憲和大臣は、7月31日の閣議後記者会見で、8月6日付けで発令する幹部人事異動を発表した。
林野庁関係では、技官長官の小坂善太郎氏(昭和63年入庁・名古屋大卒)が退任し、後任には同じく技官で国有林野部長の長崎屋圭太氏(平成4年・京大)を起用する。

また、次長の谷村栄二氏(平成3年・東大)が畜産局長に転じ、林政部長の清水浩太郎氏(平成6年・東大)が次長に昇格、林政部長には大臣官房文書課長の望月健司氏(平成8年・東大)が就任する。

長崎屋氏の後任となる国有林野部長には森林研究・整備機構森林整備センター審議役の木下仁氏(平成4年・北大)が就き、木下氏の後任には治山課長の村上幸一郎氏(平成5年・山形大)、その後任には内閣官房地域未来戦略本部事務局参事官の赤羽元氏(平成7年・京大)がそれぞれ起用される。

長崎屋圭太氏

「たすき掛け人事」が慣例の中、56歳の技官エースを異例の抜擢

8月6日付けで林野庁長官に就任する長崎屋氏は現在56歳で、中央省庁(霞が関)のトップ層としては若い。本庁の部長が次長を経ずに長官にダイレクト昇格するのは初めてであり、異例の抜擢人事となる。

林野庁の長官は、技官と事務官が交互につとめる「たすき掛け人事」が慣例になっている。2008(平成20)年9月に事故米不正転売問題で農林水産大臣と事務次官がダブル辞任し、事務官の井出道雄・林野庁長官(昭和50年・東大)が急遽、事務次官に昇格し、その後任として事務官の内藤邦男・生産局長(昭和52年・東大)が起用されたことはあるが、平時に「たすき掛け人事」が崩れたことはない。

長崎屋氏は、若手時代から将来を嘱望された技官のエースで、課長ポストを3つこなし、森林整備と国有林野の2部長をつとめるなど要路を歩んできた。その意味では、長官昇格は既定路線と言えるが、部長から飛び級での登用には、関係者の間からも「驚いた」との声が目立つ。定年まで十分な時間がある長崎屋氏には、「できるだけ長く長官をつとめ、腰を据えた施策を打ち出して欲しい」(中央団体幹部)との期待がかかる。

(2026年7月31日取材)

『林政ニュース』編集部

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