GREEN×EXPO協会(2027国際園芸博覧会協会、神奈川県横浜市)は、住友林業(株)(東京都千代田区)、日本貨物鉄道(株)(東京都港区、以下「JR貨物」と略)、日本通運(株)(東京都千代田区)と連携して、「大阪・関西万博」の会場(大阪市)で使用された樹木6本を国際園芸博覧会の会場(横浜市)まで運び、植栽するプロジェクトを3月4日から6日にかけて行った。
国際園芸博覧会の会場に植栽し、“レガシー”を継承
運搬にあたっては、樹木鉄道輸送サービス「緑配便」を利用し、脱炭素化などを進めながら万博の“レガシー”を継承する初の取り組みとなった。
「緑配便」は、住友林業緑化(株)(東京都中野区)とJR貨物、日本通運、川崎近海汽船(株)(東京都千代田区)が2022年夏から行っているサービスで、輸送手段をトラックから鉄道に切り替えることで、ドライバー不足への対応や環境負荷の低減、コストダウンなどが図れる。
モーダルシフトを率先、アラカシやアオダモなどを鉄道で運ぶ
今回のプロジェクトで輸送した樹木は、アラカシ(樹高6m)、コナラ(同6m)、ゲッケイジュ(同4m)、アオダモ(同4m)、ヒトツバタゴ2本(同各4m)の計6本。3月4日に万博会場で樹木を積み込み、5日にJR貨物安治川口駅で出発式を行い、6日に東京貨物ターミナル駅に到着した後、国際園芸博覧会の会場で植栽した。
輸送等に要した費用の一部は、旧大和銀行(現・りそな銀行)を中心とする関西の企業グループ「大輪会」が支援した。
出発式で挨拶したGREEN×EXPO協会事務次長・業務執行理事の佐藤速水氏は、「今回のプロジェクトは、モーダルシフトによる脱炭素化の象徴として、博覧会の開催目的を体現している。横浜から環境とともに生きる持続可能な社会のあり方を発信していきたい」と述べた。
(2026年3月5日取材)
(トップ画像=3月5日にJR貨物安治川口駅で出発式を行った)
『林政ニュース』編集部
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