大阪・関西カナダパビリオンのモニュメントを名取市で常設

宮城県 大阪府

津田産業(株)(大阪府大阪市、津田潮社長)は、閉幕した大阪・関西万博のカナダパビリオンに設置されていた「CANADA」のモニュメント(高さ約1m、横幅約6m)を、10月27日に宮城県名取市へボランティアで運搬・設置した。11月2日には現地で除幕式を開催し、名取市長の山田司郎氏やカナダ館の館長をつとめローリー・ピーターズ氏らが出席した。

モニュメントは、150万人以上が来館したカナダ館前に設置されていた看板で、東日本大震災で被災した名取市閖上(ゆりあげ)地区で2013年に完成した閖上港朝市メイプル館の前に常設される。毎週日曜日の午後5時から7時にはライトアップも行われる。

津田社長は、大阪府木材連合会の会長やカナダ名誉領事も兼務しており、今回の取り組みは万博のレガシーを被災地支援に活用する一環となる。関係者は、「地域の新たなシンボルとして、次世代へのつながりをつくる役割を果たして欲しい」と期待を込めている。

(2025年11月2日取材)

(トップ画像=11月2日に名取市で除幕式を行った)

『林政ニュース』編集部

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