「林業機械イノベーションフェスタ2025 in 大分」に想定を上回る約1,600人が来場

8月27・28日に大分県九重町の九州電力社有林で開催された「林業機械イノベーションフェスタ2025 in 大分」(大分県と森林ネットおおいたの共催)に、来場予定人数の1,000人を上回る約1,600人が訪れ、活況を呈した。

同フェスタには、林業機械メーカーなど23社が参加し、約10haのフィールドで伐倒や運搬作業、架線集材やチッパー等による破砕などの実演を行った。

高性能林業機械などは試乗できる機会が少なく、現場での使い勝手を比較検討することが難しい。また、導入後の改善要望などがメーカー側に伝わりづらい側面もあることから、同フェスタの開催に先立って県内の林業経営体に見たい機械やメーカーに関するアンケート調査を行い、出展依頼メーカーを絞り込んだ上で、売れ筋の機械に加えて試作機など最新マシンを持ち込んだことが想定を上回る集客につながったと主催者側はみている。

出展メーカーの間からは、「現場を担う関係者と質の高い商談や意見交換ができた。見積もり依頼も多い」、「用意していたパンフレットがあっという間になくなった」などの手応えが出ており、来場者からも「気になっていた機械を比較しながら見極めることができた」、「現場で困っていることを各メーカーに直接伝えられた」といった声が寄せられた。 主催者側は、同フェスタの開催効果など分析した上で、継続的な実施を検討することにしている。

(2025年8月28日取材)

『林政ニュース』編集部

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