第3回SFAスタート、智頭町で合宿し300万円目指す

第3回SFAスタート、智頭町で合宿し300万円目指す

異業種の人材とともに林業の変革を目指す「Sustainable Forest Action(サステイナブル フォレスト アクション)2021」(略称「SFA」)*1*2の3回目の募集が行われている。8月2日(月)まで参加チームを受け付け、8月21日(土)にキックオフイベントを実施し、9月に鳥取県智頭町で合宿を行った後、10月23日(土)に最終成果発表会を開催する。この間に事業開発に関する講座も実施する。募集定員は、最大15チーム、50名程度を予定。優秀チームには総額300万円の資金サポートが行われる。

優秀賞受賞者らが続々起業、サバイバルゲームは栃木で実施

SFAも3回目となり、新規事業の芽が育ってきている。事務局をつとめる(株)Spero(東京都目黒区、高橋ひかり社長)は、4月28日に智頭町との間で、「中山間地の事業創出を目的とした連携に関する協定」を締結した。外部の人材や企業を同町に誘致して地元業者との「マッチングを進め、ローカルベンチャーの創出や既存業者の事業拡大を目指す取り組みを3年間にわたって行う。

また、第2回SFAで優秀賞に輝いた「山林で行うサバイバルゲーム」のメンバーら3名は、昨年12月に(株)フォレストーリー(栃木県宇都宮市、渡部真之助社長)を創業。壬生町にある約5haのフィールドを舞台に月に数回、サバイバルゲームのイベントを開催しており、利用料金の一部は山主に還元する方針だ。

フォレストーリーとともに優秀賞を受賞したソマノベース(奥川季花代表)は、「施業してほしい山林所有者と施業したい事業体をつなぐサービス」を事業化するため、5月末に法人化し、8月中にWEBサイトを公開することにしている。

(トップ画像=壬生町で開催されたサバイバルゲーム)

『林政ニュース』編集部

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