奈良県天川村で、森林空間を利用して人生を見つめ直すプログラム「天川村ホイスコーレ」が8月中旬に開講する。林業関係者が「林業と生 林業から学ぶ生き方」について発表し、人工林内を散策するなど山の暮らしに密着しながら自己探究する。
同プログラムは、デンマーク発祥の「フォルケホイスコーレ」をアレンジして行う。フォルケホイスコーレは、17歳以上が入学できる同国の「国民学校」で、試験や成績の制度がなく、ディスカッションなどを通じて学び合うユニークなプログラムとなっている。
「天川村ホイスコーレ」では「生と死を考える」をテーマにし、デンマークから4人の講師を招聘するほか、地元の宮司らも講師をつとめる。開催期間は8月11日(木)から16日(火)の5泊6日。参加費は12万円(税込み)。
発起人の1人である奥田陽子氏は、「都市部の忙しい人達に参加していただき、林業や山村と関わりながら自らの『生と死』について考えを深めて欲しい」と話している。
(2022年8月5日取材)
『林政ニュース』編集部
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