異業種連携で新規事業の創出を目指す「Sustainable Forest Action 2022」(略称「SFA」)のキックオフイベントが9月3日に東京都檜原村のサテライトオフィスで行われた。
4回目となる今回のSFAは、従来からの路線を見直して、1地域にとどまらない全国展開できる事業の採択を優先し、審査基準に市場性と成長性の項目を入れた。参加チーム数は、前回(第3回)の13から今回は7に絞られ、既存事業の拡張と成長を図る「アクセラレータ部門」に4チーム(15名)、新規法人の立ち上げを目指す「インキュベーション部門」に3チーム(13名)がエントリーした(トップ画像参照)。各チームに多彩なキャリア(経歴)を持った面々が揃うかたちとなり、事務局をつとめる(株)Spero(東京都目黒区)の高橋ひかり社長は、「異分野で実績を残している優秀な人材が参加している」と話している。
各チームにはメンター(助言者)が1人ずつ付き、事業開発などの各種講座を受け、鳥取県智頭町と東京都檜原村で「林業の濃厚理解合宿」を行った後、11月5日(土)のデモデイで成果を発表する。
デモデイは、日本トップクラスのスタートアップ支援を行うCIC TOKYO(東京都港区)で行い、ESG投資などに関心のある投資家や事業会社なども参加する予定となっている。
(2022年9月3日取材)
『林政ニュース』編集部
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