日本木材輸出振興協会(東京都千代田区、山田壽夫会長)は9月24日、日本産ヒノキのティンバーについて、米国製材規格委員会(ALSC)が7月17日付けで設計強度を認可したと発表した。
同協会はこれまでに、ヒノキとスギのツーバイフォー構造材(ディメンションランバー)及びスギのティンバーでALSCの設計強度認可を取得している*1*2*3。ヒノキのティンバーも認可されたことで、米国の住宅市場開拓に必要な日本産ツーバイフォー材のラインナップが揃ったことになる。
ティンバーは、構造用製材のうち断面の短辺が4インチを超えるもので、非住宅分野の大型建築物などで使用されている。ヒノキのティンバーに関する強度試験などは、米国オレゴン州立大学と森林総合研究所の協力を得て、同協会が全国木材検査・研究協会に委託して実施した。認可された設計強度は、北米産のダグラスファーより低いがSPFよりは高いランクとなった。また、曲げ強度は、最上位等級で1,550psiとなっており、スギのティンバーの同じ等級(950psi)を上回った。
なお、同協会は、すでに認可を取得しているヒノキのツーバイフォー構造材の設計強度に関して、めり込み強度とせん断強度についてヒノキの試験片を用いて算出し直したところ、より高い数値が得られたため、ALSCに修正を求め認可された。めり込み強度は450psiから555psiに、せん断強度は120psiから160psiにアップし、SPFを上回る数値になっている。

なお、実際に日本産ツーバイフォー材を輸出するにあたっては、PLIB(Pacific Lumber Inspection Bureau)など米国の検査機関による構造材としての格付が必要となる。
(2026年9月24日取材)
『林政ニュース』編集部
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