茨城県産のスギ・ヒノキを使用、景観にマッチした外観・配色に
9月18日に開店した鎌倉常盤店は、木造軸組構造の平屋建てで、建築面積は347.59m2。柱や梁などの構造材に茨城県産のスギ・ヒノキを73.21m3使用しているほか、店内の中央にはスギムク(無垢)材にヒノキの化粧単板を貼った3本の柱があり、外壁にもスギムク材のルーバーが取り付けられている。鎌倉市の都市景観条例に従って建物全体をモノトーンで仕上げ、看板も白黒にするなど特色のある外観となっている。


同社の持ち株会社である日本マクドナルドホールディングス(株)は、茨城県及び茨城県産材普及促進協議会との間で2025年9月に建築物木材利用促進協定を締結している。同協定では、3年間で茨城県内外の店舗新築や改装の際に300m3以上の県産材を活用する目標を設定しており、鎌倉常盤店でも茨城県産材が採用された。
9月18日の開店前にはオープニングセレモニーが行われ、浅尾慶一郎・参議院議員(元環境大臣)、松尾崇・鎌倉市長、三宅建史・茨城県農林水産部長、望月健司・林野庁林政部長、神谷豊・住友林業ホームエンジニアリング(株)代表取締役社長のほか、同社の水品壮二郎・上席執行役員チーフ・サポート・オフィサー、ジョナサン・クシュナー・執行役員チーフ・コミュニケーション・オフィサーが出席して、テープカットなどを行った。

「今後も地域の活性化などに貢献」、「歴史の1ページを刻んだ」
同社は、1971年に東京・銀座に1号店をオープンして以来、55年間で国内に約3,000店舗を展開してきている。現在の年間延べ来店者数は約14億人に上り、約22万人のクルー(従業員)が働いている。2025年度からの中期経営計画に基づき、3年間で約100店舗を純増させるとともに、1,000店舗のリモデル(改装)を進めているところだ。
2023年には農林水産省との間で建築物木材利用促進協定を締結し*1、店舗新築や改装などの際に3年間で5,550m3の地域材を使用する目標を掲げた。2025年末時点の使用実績は5,566m3に達しており、すでに目標を上回っている。
オープニングセレモニーで挨拶した同社の水品・上席執行役員は、「日本国内のマクドナルドで構造材を100%国産材にしたのは初めてであり、地域の皆様と協力しながら新たなチャンスをいただけた。これからも地域の活性化や雇用などに貢献していきたい」と意欲を語った。

また、松尾・鎌倉市長は、「私も学生の時にはマクドナルドでアルバイトをしており、バンズを焼くのが非常に上手になった。鎌倉常盤店は、都市景観条例等にもご配慮していただいており、新たな歴史の1ページを刻んでいただく素晴らしい店舗になっている」と評価した。

(2026年9月18日取材)
(トップ画像=マクドナルド鎌倉常盤店の外観)
『林政ニュース』編集部
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