大手電子機器メーカー・オムロン(株)(京都府京都市、辻永順太社長)のグループ会社であるオムロン ソーシアルソリューションズ(株)(東京都港区、四方克弘社長、以下「OSS」と略)は、京都府の南丹市(西村良平市長)及び京丹波町(畠中源一町長)との間で、林業活性化に向けた連携協定を3月6日に結んだ。
協定に基づき、3者は両市町産材を活用したサプライチェーンマネジメント(SCM)の構築に取り組む。具体的には、OSSが川下の家具・フローリングメーカーなどから需要情報を収集し、両市町内の素材生産業者や製材所に伝えて、ニーズに即応した効率的な加工・流通を目指す(図参照)。
OSSは、2022から広葉樹のSCM構築に取り組んでおり、翌23年には府内全域の素材生産業者らに協力を呼びかけた*1。今回の協定締結を踏まえて、より強固なネットワークづくりに乗り出すことにしており、OSSの宮田俊太朗氏は、「これまで培ってきた技術やノウハウを最大限に活かしていく」と意欲をみせている。
(2024年3月6日取材)
(トップ画像=京丹波町役場で協定式を行った、画像提供:OSS)
『林政ニュース』編集部
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