日本木材青壮年団体連合会(木青連、東京都江東区)は、6月13日に東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで「第71回全国会員関東大会」を開催し、全国から約600名が参加した。同大会が東京で開かれたのは8年ぶり。
4月1日付けで今年度(2026年度)の会長に就任した岐阜県の田口房国氏((株)山共兼(株)シシガミカンパニー代表取締役)が所信表明を行い、今年度のスローガンとして「~百花繚乱~若さと個性が咲き誇る木青連」を掲げた。
田口房国・第67代会長「会員数1,000名規模への拡大目指す」
田口会長は、環境意識の高まりなどで森林や木材に期待と注目が集まっているとの認識を示した上で、「木青連には個性や魅力あふれる仲間がいる。多様性と変化の激しい時代に大いに活躍して欲しい」と呼びかけ、会員数を現在の約820名から1,000名規模へ拡大する方針を打ち出した。

今年度事業では、会員拡大に向けて各単位会での入会促進や休会中の県組織の活動再開などに取り組む。また、起業や新商品開発の支援、全国児童・生徒木工工作コンクール、木材活用コンクールなどを継続するとともに、昨年度(2025年度)に設立したMSR(東京都江東区)の運営安定化を図る。“木力”に関わる普及活動の強化も重点課題に位置づけた。
なお、木青連は今年で設立から70年目を迎えており、10月17日に京都府で記念式典を行う。また、次回の「第72回全国会員東海大会」は、来年(2027年)6月12日に岐阜県で開催する。
「木力コレクションR7」も同時開催し、最新製品などを展示
同大会の会場では、「木力コレクションR7─木力で渋谷から世界を動かそう!」を同時開催し、「第29回木材活用コンクール」と「第50回全国児童・生徒木工工作コンクール」の受賞作品、ウッドトランスフォームシステムの実物、「KANTO WOOD SESSIONS─次世代木材産業の新製品・新サービス」をテーマにした展示とともに、セミナーなども行った。
「木材活用コンクール」では、木材を斜めに使い鉛直・水平の両荷重に対応させる「エア・ウォーターの森」が農林水産大臣賞(最優秀賞)を受賞。また、国土交通大臣賞(同)には「パッシブタウン第5街区」が選ばれた。

「全国児童・生徒木工工作コンクール」では、農林水産大臣賞に宇陀市立大宇陀小学校4年・桑山惟咲さんの「三頭の龍神」、高山市立花里小学校6年・上仲くるみさんの「森のすいそうがくスピーカー」、茅野市立永明中学校1年・吉田陽翔さんの「花鳥風月~美しい世界に兵器はいらない~」、文部科学大臣賞に天理市立前栽小学校6年・髙田啓太さんの「百花蝶欄」をそれぞれ選定した。
ウッドトランスフォームシステムに関しては、(株)坂茂建築設計(東京都世田谷区)と共同開発した「1時間で立ち上がる木のテントシステム」の実物を展示し、ポップアップ店舗やグランピング施設にも使えることをアピールした。

「KANTO WOOD SESSIONS」では、セルロースナノファイバーを活用したコンセプトカー「しずおか もくまる」などを展示した。

セミナーでは、昨年度に実施したオープンカンパニー紹介事業「キノシゴトNAVI」の実績を報告。同事業による受け入れ企業は61社、SNS広告の総表示回数は約15万回に達し、オープンカンパニーには15名が参加して、3名の内定者が生まれる成果を上げた。
(2026年6月13日取材)
『林政ニュース』編集部
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